暮らしのギモン 2020年12月

節税の手段としてふるさと納税が挙げられていますが、本当に節税となりますか?

ふるさと納税

A.ふるさと納税とは、自分が住んでいない他の地方自治体へ寄附(納税)することをいいます。そのお礼として送られる、地域の特色や趣向を凝らした様々な返礼品が話題となり、利用する人が増加しています。一部の自治体がショッピングサイトの商品券を返礼品としたことで爆発的に利用者が増え、国と意見が対立したことは記憶に新しいかと思います。

 ふるさと納税は寄付額に応じて所得税と住民税の双方から控除を受けることができます。ただし、全体の納税額が減るわけではありません。また、控除額には上限があり年収や家族構成によって異なりますが、夫婦2人家族で年収500万円とすると、概ね6万円前後が控除額上限の目安となります。なお、この制度を利用すると2000円は自己負担分として必要です。

 返礼品の特徴や一覧は、複数のふるさと納税サイトで探すことができます。節税のため、というよりは、2000円の負担でお得な返礼品を見つける、遠くの名産品を取り寄せて楽しむくらいのつもりで利用しましょう。

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