暮らしのギモン 2020年11月

どんなに心を痛めても動物を置き去りにする行為は犯罪です。とCMにあります。どのような行為が犯罪になるのでしょうか?

捨て犬

A.ペット業者による行き過ぎた繁殖、多頭飼いによる飼育崩壊、そして何より、大量に殺処分される犬猫の多さから、動物愛護法が改正されることとなりました。

 動物愛護法では、命ある動物の所有者の責務として、適正に飼養し健康と安全を保持すること、人の生命や財産に危害を加えないよう努めることを定めています。愛護動物(ペット)に餌や水を与えないのは虐待、犬を捨てるCMの例は遺棄にあたり、罰則が定められています。また、法改正により、愛護動物を殺傷した者に対する罰則が強化されました。

 ペットを飼うということは、小さな命を預かることです。給餌を考えると長期の家族旅行は困難となり、病気になれば医療費が発生します。制約や負担を考えなけなければなりません。そして、最期まで面倒を見ることが飼い主の責任です。飼い主の病気や死亡、災害、引っ越し等でどうしても飼育できない時は、譲渡先を探す必要があるでしょう。負担や責任以上に、たくさんの癒しと幸せな時間をくれるペットの命を大切にしましょう。

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