Q
事件を起こし実名報道された友人のことが、数年経った今もインターネット上で確認できます。どうにかならないものか知りたいです。

A.企業活動の法令遵守が問われるような出来事をきっかけに、情報の開示や今までは隠していたような事柄なども明らかにすべきと、適正さを厳しく追及される風潮があります。そのため、特に大企業の社員・公務員・弁護士・医師といった一定の社会的地位にある人が起こした事件は、逮捕時・懲戒免職時などタイミングはそれぞれですが、新聞やテレビで実名報道されるようになりました。
また、実名の他、時にはSNSサイトなどから流用した写真を『拡散希望』として転載し、社会的制裁を加えようと考える人達も存在します。一度インターネット上に実名が出てしまうと、完全に削除するのは非常に困難な状況があります。
逮捕されても不起訴や起訴猶予であれば比較的再起しやすいはずが、この状況では就職などで足枷となるでしょう。本当の解決にはならないかも知れませんが、苗字の変更は、誰もが気づく状態から逃れ闘う一つの方法かと思います。しかし、もっとこうしていれば、という後悔と闘う方がずっときついかもしれません。