暮らしのギモン 2018年2月

賃貸アパートにおいて、水抜きをしていたにも関わらず凍結して水道管が破裂してしまいました。修繕費用は全額自己負担することになるのでしょうか?

A.一般的に、氷点下4度を下回る気温の日には水道凍結の恐れありとの注意喚起がなされます。凍結防止には水抜き栓を閉じて水道を止めますが、旅行等で数日に渡り家を留守にする際は、水抜き後に蛇口を開けて水道管の内部の水を完全に抜く必要があります。水道管に水が残っていると凍って水が出なくなるだけでなく、体積の増加により水道管が破裂し交換が必要となることがあります。

 貸主に対し水道凍結による破裂の事実を早急に報告し、修繕等の指示を仰ぎましょう。正しく水抜きをしていたのに凍結したのであれば、修繕費用の負担について話し合う余地があるでしょう。集合住宅では、自室だけでなく階下の部屋に被害が及ぶ恐れがあるため、他の住人に損害を与えてしまったなら賠償を検討する必要があります。しかし、賃貸住宅でも火災保険などに加入していれば保険の適用が受けられる可能性があります。

 自分の非は素直に認め、焦らず冷静に対応することで、一部免除などの譲歩を引き出すことにつながるかもしれません。

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