Q
あおり運転が厳罰化されると聞きました。どのような運転をした場合に適用されますか?

A.他の車の通行を妨害しようとするあおり運転が引き金となり、路上での暴行や死亡事故につながる事件が相次いだことを受け、道路交通法が改正されました。
あおり運転は『妨害運転』として新たに規定され、車間距離不保持、急ブレーキ、割り込みや幅寄せ、不要なクラクションやパッシング行為等のほか、他の車両の前での急停車や最低速度を下回る速度での走行なども違反となります。妨害運転の罰則は3年以下の懲役または50万円以下の罰金と重く、行政処分については、事故を起こしていなくても1度の違反で免許取り消しとなります。更に、免許を再取得できない期間は最低2年となるなど、かなりの厳罰化と言えます。
妨害運転の立件には、ドライブレコーダーの映像記録が有効に働くと思われます。しかし、これは速度超過、車線変更といった自らの運転状況についても、事実をありのままに記録しています。自分自身を含め様々な人が、それぞれの目的や必要に応じて車を運転していることを忘れず、思いやりと配慮のある運転を心掛けることが大切だと思います。