暮らしのギモン 2019年9月

生命保険を不適切に販売していたと報道された会社の保険に加入しています。自分の生命保険は大丈夫なのか心配です。

A.大手生命保険会社による二重契約や無保険状態を招く不適切販売が大きく報道されました。十分な説明をせず保険契約者に不利益となる契約を結ばせる行為は、保険業法違反の疑いがあるとして、国が報告を求める事態となりました。

保険とは、多数の契約者が保険料を出し合い、損害を受けた額に応じて保険金が給付される制度です。保険金の給付を受けるには、その保険が想定する事故・事件・災害などが発生することが前提で、何事も起きなければ保険料の負担のみが続きます。また、複雑な契約内容は、保険金の支払い条件を限定的にすることにもつながっています。金額を含め手厚い補償を望めば、原則として、保険料の負担も重くなります。

  ご自身の生命保険の契約内容が適切かどうかは、年齢・家族構成・健康状態など様々な要因によって変わりますが、保険はあくまでも不測の事態に対する備えです。死亡や高度障害、病気やケガでの収入減少や医療費の負担など、窮地に立たされた場面で本当に助けとなるのか、最低限確認すると良いでしょう。

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