暮らしのギモン 2018年11月

おいしいというけど見たこともないキノコをもらい、本当に食べていいものなのかどうか迷っています。

A.国内のキノコの種類は約4千から5千種類(林野庁)と言われ、その中で食用のキノコは100種類程度とされています。キノコの鑑定は専門家でも難しく、食用に酷似していても、採取してきたものを食べる場合は細心の注意が必要です。

 食用かどうかどうしても知りたいなら保健所がその窓口の一つとなっています。落葉(ハナイグチ)・ボリボリ(ナラタケ)など北海道で古くからよく食べられているキノコであっても、正しく調理していなかったり、一度に大量に食べることで体調を崩す危険性があります。

 また、採ってきたキノコを人に譲ったり、調理したものを食べさせたりした場合に、食中毒を起こすようなことがあれば、傷害罪に問われる可能性もあります。「派手な色は毒キノコ」「虫が食べているものは大丈夫」「縦にさけるものは食用」などの言い伝えは根拠のない迷信であり、ナスと煮ても毒は消えません。その地域で昔から食用とされているもの以外のキノコや植物を食べてあたった(中毒症状が出た)としても、あくまでも自己責任であると認識しましょう。

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